シルクロード(15)シルクロードの文化
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レビュー
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ついこの頃になっても別に変ったことはありませんでした。ただ、去年の夏でしたか、母が刺繍材料の包み紙になって来たアメリカの新聞を持って来てと言って降りて行きました。その時に、僕の父はあんな顔をした人間で外国にいるのだなと思いましたから、その写真は細かいところまでよく記憶えています。チョット見ると大きなお蚕様みたような顔でしたから、私はソッと下へ降りて、六畳に置いてある母の鏡台の前に行って、自分の顔を覗いて見ましたが、ちっとも似ていませんでした(赤面)。
自分はそれでも我慢して容易に窓側まどぎわを離れなかった。
、門前の路みちが細く綺麗きれいに見えた。
そう言って私は姫草ユリ子に頭を一つ下げた。
さらに驚くべき事実は(実は当然の帰結かも知れないが)彼女のお蔭で私の患者がメキメキと激増した事であった。この点、私の開業は非常に恵まれていたと同時に、彼女姫草ユリ子と名のるマネキン兼マスコットに絶大の感謝を払わなければならなかった。受診に来る患者の甲乙丙丁が、何につけても姫草さん姫草さんと尋ね求める態度を見ると、ちょうど臼杵病院の中に姫草ユリ子が開業をしているようで、多少の自信を腕に持っている私も、彼女のこうした外交手腕に対しては大いに謙遜の必要を認めさせられていた次第であった。
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