きらきら馨る
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レビュー
買ってよかった。世界的秀作。と言ううちに時間が切れてしまった。私が受話器をかけると直ぐ横に彼女が立っていて、可愛らしく小首を傾げながら、
自分はこう答えてしばらく黙っていた。
看護婦は入口の柱の傍そばへ寄って覗のぞき込むようにすれば見えると云って自分に教えてくれたけれども自分にはそれをあえてするほどの勇気がなかった。
と、ミクルは息を吐いた。イツキの無事な姿に安堵のごときもののようでもあるが、考えると腹が立つので後者の可能性は無視するものとする。
そして翌日がやってきた。あっさりと。