白竜LEGEND
-
Click here for travel
-
Get RAR akuten
レビュー
なつかしの暖かい名作。
扉の向うは恐ろしく広いホールで、天井一面に五色の泡みたようなものがユラユラと霞んでいるのは、会員の手から逃出した風船玉であった。その下を渦巻く男女は皆タキシード、振袖、背広、舞踏服なんどの五色七彩で、女という女、男という男の背中からそれぞれに幾個かの風船玉が吊り上っている。その風船玉の波が、盛り上るような音楽のリズムに合わせて、不可思議な円型の虹のように、ゆるやかに躍り上り躍り上りホール一面に渦を巻いている。桃色と水色の明るい光線の中にと思ううちに扉がピッタリと閉じられた。
それから小さい声をして少女に、「金はあるか」と尋ねた。
彼はきまりきって、「御病人の御様子はどうです」と聞く。
民営のバスに揺られること半時、降りたった停留所から数分のところにその男子校はあった。そして、とっくに試合は始まっていた。
この学校で誰よりも彼女に深入りしちまっているSOS団団員にとってはどうなんだよ。あいつと出会ったことで、僕たちにもそれぞれ〝いい結果〟なんてのが待っていたりしてくれてるのか?
白竜LEGENDrarダウンロード
<<白竜 | 爆音列島>>