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レビュー
時代を超えた手放せ無い逸品。
どうぞ御安心下さいませ。
「それじゃ僕の都合の好いようにしよう」
自分は枕まくらを借りて、少女の隣の空室あきべやへ、昨夕ゆうべの睡眠不足を補いに入った。
挨拶を開始したからだ。しかも聴いたこともないような曲だった。なんだなんだと思っていると、追い打ちをかけるかのように彼女が歌い出した。
へたりこんだミクルの前に立ちはだかり、かばう姿勢のイツキに対し、ユキはしばらく考えるような仕草で肩の猫を見た。どうせ手に入らないのならイツキもミクル共々滅殺してしまおうと計算しているのだろうか。
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