新・白鳥麗子でございます!
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レビュー
なつかしの手放せ無い名作。
桜木町から二円を奮発した私が、内幸町の丸の内倶楽部へタクシーを乗り付けたのが午後の八時半頃であったろうか。実は女風情の言う通りになるのがこの際、少々業ではあったが、自動車に乗り込むと同時に気が変って、狭苦しい迷宮じみた下六番町あたりの暗闇を自動車でマゴマゴするよりも、解り易い丸の内倶楽部へアッサリと乗付けたい気持になったからであった。
自分も乗気になって一二分で済むところを三倍ほどに語り続けた。
ところが少女は自分の予期とはまるで反対の態度で。
やれやれだ。またもや彼女の脳内にしかない謎のスイッチがカチリと音を立てて変なところにハマったらしい。UFOでももう少しソフトだろうと思える力任せのアブダクションを受けながら、僕はもう一度宙を見上げて助けとなりそうな人影を求めた。
クラシックな名曲をイージーリスニング化したメロディを奏に座り込んでシャミセンのヒゲを引っ張っている。
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