しゃべれないけれどしあわせ
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レビュー
時代を超えた世界的秀作。ハテ。これは一体、何の役に立つものであろう。造化の神は何のために、コンナ灰白色の蛇のトグロ巻みたようなものを、頭蓋骨の屋根裏に納めてござるのだろう
乱暴に切られた携帯電話をポケットに戻して図書館に戻る。
なんだか難しい名前の外国人が著者の哲学えてくれた。
自分は枕まくらを借りて、少女の隣の空室あきべやへ、昨夕ゆうべの睡眠不足を補いに入った。
ほど経へて少女はまた「先刻さっきは本当に何か見ていたのか」と笑いながら聞いた。