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レビュー
買ってよかった。思い出作品。これが放任しておかれようか。
彼女は緑黄色野菜ジュースをストローで吸い上げきった後にそう言い、
俺が計八百三十円を表示している紙切れを見つめて抗議の声の内容を考えている隙に、彼女はテーブル上に置いてあった俺のコーヒーを一息で飲み干し、どんな文句も受け付けないといった感じの一睨みを俺にくれると、｜大股組みをした。
どうせ強情な少女の事だから、聞けばきっと馬鹿だとか下らないとか云って自分を冷罵するに違ないとは思ったが、それも気にはならなかった。
自分はこう答えてしばらく黙っていた。