ウキウキパラダイス
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レビュー
不朽の夢だった逸品。何を隠そう。吾輩のいわゆるが、ただ、そんな風にして精神病者にだけ現われるものならば、大して驚くことも、心配することもないのだ。もっとも今まで説明して来た程度の研究でも、そこいらにウジャウジャしているオタマジャクシ学者なんかにとっては眼の玉がデングリ返るほどの大発見かも知れないが、しかし、かく申す吾輩、キチガイ博士にとっては、躄の乞食が駈け出したくらいにしか感じない程度の新発見に過ぎないのだ。
フォローを入れる俺をジロリという感じで見て、彼女はつんと横を向いた。
最初に彼女のマンションに連れ込まれて長々と意味不明な銀河規模の電波話を聞かされた俺が言うんだから間違いない。
彼の看護婦はまた別の意味からして、この美しい看護婦を好く云わなかった。
「また例の男かい」と少女が云った。