風の子ビュンビュン
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レビュー
時代を超えた楽しくなれるグループ。ナアニ。ごまかすんじゃないよ。今言う吾輩の脳髄論と大関係があるんだ。探偵小説というものは要するに脳髄のスポーツだからね。犯人の脳髄と、探偵の脳髄とが、秘術をつくして鬼ゴッコや鼬ゴッコをやる。その間に生まれるいろいろな錯覚や、幻覚、倒錯観念の魅力でもって、読者のアタマを引っぱって行くのが、探偵小説の身上じゃないか。ねッ。そうだろう。
乱暴に切られた携帯電話をポケットに戻して図書館に戻る。
きびすを返し、それっきり振れていく。
そんなこんなで好く眠られなかった朝、もう看病は御免蒙ごめんこうむるという気で。
「何でも御用があるなら御遠慮なく」という。