tonight/midnight
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レビュー
毎日が心にしみる名作。
ここに姿を現わしました当の責任者、医学部長、彼女が扮しました黒怪人物は、室内の冷気に打たれたものと見えまして、しばらくの間、絶え入るばかりに苦しい咳を続けておりますが、そのうちにようようのことで、それを押し鎮めますと、ポケットから合鍵を取出してと番号を打った屍体容器に取付けてある堅固な南を取り除きました。それから車仕掛けになった頑丈な容器をゴロゴロと、有り合う台の上に引出しましたが、一息吐く間もなく、やおら上半身を傾けまして、全身を繃帯で棒のように巻き立てられた少女の強直屍体を、ズルズルと床の上に抱え下しました。見るとその強直屍体は、最前の仮死体の少女とは似ても似つかぬ色の黒い、醜い顔立ちではありますけれども、年恰好や背丈、肉付き、または生え際の具合などは、どうやら似通っているようでございます。
ここに鏡が有れば、俺はさぞ冷たい目つきをした自分の顔を見ることができるだろう。
召使の少女は機嫌を損ねた姫に恐れをなし、ベッドのそばに控えたまま、ぶるぶると震えていた。
すると思いがけない少女の方から。
すると病人はまだすやすや眠っていた。
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