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江連忠の新モダンスウィング Part2 気持ちよく芯に当たるインドア・ドリル

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      時代を超えた感動逸品。
       言うまでもなく、これは脳出血から来た故障だから、病理解剖をして頭の蓋を取ってみればすぐにわかる。という事実が一目瞭然する訳であるが、しかし、実を言うとコンナ風に、肉眼で見える脳髄の故障というものはドチラかといえば、例外に近い方で、まだこのほかに眼に見えない脳髄の故障が演出する怪奇現象の種類が、ドレくらいあるかわからない。いわゆるエロ、グロ、ノンセンスのモノスゴイところを取交ぜて科学文明の屋根裏から地下室アタマ文化の電車通りから横露地に到るまで、昼夜不断にウヨウヨヒョロヒョロと、さまよい廻っているのだ。のみならず、その怪奇現象ソレ自身の一つ一つがまた、ソックリそのままに、聴診器にも入らず、レントゲンにも感じないデリケートな脳髄の故障を、一つ一つにハッキリと証拠立てているから面白いではないか。
      「例の男はどうだい」と少女が云った。
      自分は「あの女」を詳くわしく説明したけれども、つい芸者という言葉を使わなかったのである。
      どうぞ御安心下さいませ。
       扉の向うは恐ろしく広いホールで、天井一面に五色の泡みたようなものがユラユラと霞んでいるのは、会員の手から逃出した風船玉であった。その下を渦巻く男女は皆タキシード、振袖、背広、舞踏服なんどの五色七彩で、女という女、男という男の背中からそれぞれに幾個かの風船玉が吊り上っている。その風船玉の波が、盛り上るような音楽のリズムに合わせて、不可思議な円型の虹のように、ゆるやかに躍り上り躍り上りホール一面に渦を巻いている。桃色と水色の明るい光線の中にと思ううちに扉がピッタリと閉じられた。

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