white clothes day III-白炎隊-
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レビュー
国民的世界的レコード。まず第一に脳髄がいかなるところから、いかなる理由の下に、いかにして生まれて来たかを探るべく、アタマ航空会社専用の超スピード機の銀翼の間に、吾輩アンポンタン・ポカンと相並んで同乗するのだ。そうして爆音勇ましくアタマ飛行場を離陸すると、無限の時空を一気に翔しつつ、諸君の眼下に横たわる、雄大荘厳を極めた万有進化の大長流を六億年ほど逆航するのだ。
君の顔は真赤まっかだよ」と注意した。
君に算段して貰わなくっても。
と即答をしましたが、その刹にはソンナ気振も見せないようにして、平凡な開業医らしいトボケ方をしておりました。姫草ユリ子の行方を知っていないでよかった。知っていると言ったら直ぐに付け込まれて脅迫されるところであったろうと腹の中で思いながら。
その無鉄砲とも無茶苦茶とも形容の出来ない一種の虚構も疑っていない次第です。