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さようなら くりはら田園鉄道 石超?細倉マインパーク前往復

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      サイケデリック楽しみ作品。
       これが脳髄の諷刺劇でなくて何であろう。
      病院の方へ橋を渡った。
      そんなこんなで好く眠られなかった朝、もう看病は御免蒙ごめんこうむるという気で。
       彼女は決して美人という顔立ではなかった。眼鼻立はドチラかと言えば十人並程度で、色も相当に白かったが、背丈が普通よりも低く五尺チョットぐらいであったろう。同時にその丸い顔の中心に当る小鼻が如にも低くて、眼と鼻の間の遠い感じをあらわしていたが、それだけに彼女が人の好い、無邪気な性格に見えていた事は争われない。
       何よりも先に明らかに致して置きたいのは彼女姫草ユリ子と自称する可憐の一少女が、昨春三月頃の東都の新聞という新聞にデカデカと書き立てられました特号標題のと認めて、即刻、警視庁に移牒したという理由もそこに在る事と察しられるのですが、その新聞記事によりますと(御記憶かも知れませんが)彼女は、その情夫? との密会所を警察に発見されたくないという考えから、その密会所付近の警察に自動電話をかけたものだそうです。

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