｢まんが･ふるさと昔話｣西日本編 3
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レビュー
時代を超えた暖かいマスターピース。サアしめたぞ。モウ大丈夫だぞ。おれぐらい自由自在な、進歩した姿の生物はいまいと、木の空から小手を翳に頭を突込んで、胸をドキドキさせながら祈っていると、ようようのことで尻尾が落ちて、人間の姿になることができた。
どうせ強情な少女の事だから、聞けばきっと馬鹿だとか下らないとか云って自分を冷罵するに違ないとは思ったが、それも気にはならなかった。
君に算段して貰わなくっても。
軽率な私は、この人物を新来の患者と思いましたので愛想よく立ち上りました。
と即答をしましたが、その刹にはソンナ気振も見せないようにして、平凡な開業医らしいトボケ方をしておりました。姫草ユリ子の行方を知っていないでよかった。知っていると言ったら直ぐに付け込まれて脅迫されるところであったろうと腹の中で思いながら。