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みうらじゅん・いとうせいこう「めがね番長」めがね上等!編

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      不朽の楽しくなれる逸品。
       しかるにだここで吾輩の脳髄探偵小説は、こうした世界的の大勢を横眼に白け出し、読者の頭をグヮーンと一撃ホームランにまでかっ飛ばさせているという筋書なんだが、ドウダイ読者に受けるか受けないか。
      自分も乗気になって一二分で済むところを三倍ほどに語り続けた。
      「何でも御用があるなら御遠慮なく」という。
       跳って、中禿を巧みに隠した頭を下げました。
       私は彼女に二十円の給料を払っていた。これは決して法外に安い給料とは思わなかったが最近、彼女の功績を大いに認めなければならぬ状態を認めて、姉や妻と寄々相談をしていた次第であったが、折も折、ちょうどそのさ中に、実に奇妙とも不思議とも、たとえようのない事件が彼女を中心にして渦かれていたのであった。

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