ミサイル珍道中
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レビュー
サイケデリック暖かい心のサプリメント。屍体の心音を聴く。おお何という奇怪な彼女の所業でございましょう。見ている者の胸の方が、かえってオドロオドロしくなりますくらいで。
それにたった一人の知人たる自分が。
すると病人はまだすやすや眠っていた。
と言ううちに時間が切れてしまった。私が受話器をかけると直ぐ横に彼女が立っていて、可愛らしく小首を傾げながら、
だからこの時も姫草看護婦に対する疑いを、普通一般の嫉と混同するような気は毛頭起らなかった。また彼女の変痴気趣味が出たなぐらいにしか考えなかったが、それでも、そうした彼女の姫草ユリ子に対する疑いが、何かしら容易ならぬ大事件になりそうな予感だけはハッキリと感じたから、念には念を入れるつもりで私は、彼女の考えを一応、検討してみる気になった。