ポンポンポロロ(5)
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レビュー
不朽の夢だった傑作。
なるほど、人間の屍体を解剖して、脳髄なるものを覗いてみると、そうした考え方は万々間違いないようにみえる。大脳、小脳、延髄、松果腺なんどと、無量無辺に重なり合っている。奇妙キテレツな恰好をした細胞が、やはり、奇想天外式に変形した神経細胞の突起によって、全身三十兆の細胞の隅から隅までつながり合っている。その連絡系統を研究して行くと結局、人体各部を綜合する細胞の全体が脳髄を中心にして周到、緻密、かつ整然たる糸を引合った形になっているのだ。だから人間一切の行動を支配する精神、もしくは生命意識なるものは、脳髄の中に立て籠もっているのじゃないかしらんと考えられる。少なくともと考えてさしつかえないように考えられるのだ。
「何でも御用があるなら御遠慮なく」という。
一寝入するとすぐ眼が覚さめた。
跳って、中禿を巧みに隠した頭を下げました。
と戒いて止めようとする気色も見せなかった。
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<<=tamuranaomi AKA sho-ta sho-ta AKA tamuranaomi=/田村直美ベスト | ポンポンポロロ(6)>>