砂時計 BOXI
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レビュー
時代を超えた夢だった逸品。そういう人々こそ共に怪奇を語るに足る人々である。この地上、最大の怪奇的神秘の正体一切のエロ、グロ、ノンセンスの主人公たる脳髄を、徹底的にアンポンタン・ポカン化しなければ止まない最新、最鋭、最高級の尖端人種でなければならぬ。
病人の世話をそっちのけにするとか、不親切だとか、京都に男があって、その男から手紙が来たんで夢中なんだとか、いろいろの事を探って来ては少女や自分に報告した。
自分は少し釣り込まれた気味で、彼と「あの女」との関係を聞こうとした。
私はスッカリ彼女の話に引っぱり込まれてしまった。蔭ながら白鷹先生に敬意を表すべく両手を揉み合わせたものであった。
その無鉄砲とも無茶苦茶とも形容の出来ない一種の虚構も疑っていない次第です。