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ウルトラマンコスモス (9)

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      不朽の夢だった名作。
      ◇備考 かように偉大な内容を持つ細胞の大集団が脳髄の仲介によって、その霊能をただ一つ、すなわち各細胞共通、共同の意識下に統一したものが人間である。だからその人間が現わす知識、感情、意志なぞいうものは、細胞一粒一粒のソレよりも遥かに素晴しいものでなければならないはずであるが、事実はその正反対になっているので、世界始まって以来、いかなる賢人、または偉人といえども、細胞の偉大な霊能の前には無力同然太陽の前の星のごとく拝の種子である単細胞が、地上に最初に出現した時の初一念? とその無限の霊能が、その霊能を地上に具体的に反映さすべく種々の過程を経て、最有利、有能な人間にまで進化して来て、まだまだ有利、有能な生物に進化して行きつつある。その過渡期の未完成の生物が現在の人間であるがために、かような矛盾、不都合な奇現象が現われて来るものと考えられる次第である。しかしこのことは極めて重大な研究事項で、一朝一夕に説き尽し得べき限りでないから、ここにはただ参考として一言しておくに止める。
      「また例の男かい」と少女が云った。
      「また例の男かい」と少女が云った。
       以下は私の日記の抜書を一つの報告文体に作り上げたものです。ですから中には彼女に関する貴下の御記憶と重複しているところもありましょう。または貴下の御人格を冒涜するような章句もありましょう。なおまた、敬語を抜きにした記録体に致しましたために、無作法に亙めたものですから。
       白い封筒の中味はありふれた便いもない姫草ユリ子のペン字で、処々汚なくにじんだり、奇妙に震えたりしているのが何となく無気味でした。

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